田辺三菱製薬の三津家正之社長は22日、大阪市内で記者会見し、ALS治療薬「ラジカヴァ」のグローバル戦略について、4月にラジカヴァ室を開設し、「注射剤の承認国拡大と経口剤上市により、ピーク時となる2023年度以降には売上高700~1000億円を目指す」との方針を明らかにした。
三津家氏は、今後の製薬企業のあり方として、「予防と難病治療への取り組みがキーポイントになる」と強調。難病のALS治療薬であるラジカヴァについては、「日本の医療現場の先生方によって見出され、17年に日本初のALS治療薬として米国で上市された」と説明し、「4月に“ラジカヴァ室”を開設し、注射剤・経口剤でラジカヴァの三極展開を図って行く」との戦略を明かした。
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