◆外資系製薬大手の2018年通期決算は為替影響を除くドル建ての売上で揃って増収となった。この数年、大型品の特許切れで苦しんだ各社だが復調気配が目立っている
◆1000億円以上売り上げるブロックバスター製品は少なくなったが、アッヴィの自己免疫疾患薬「ヒュミラ」は200億ドルに迫り、1剤で第一三共とアステラス製薬の合計売上と同水準に達した。全般的に癌の免疫チェックポイント阻害剤が伸び、米メルクの「キイトルーダ」が71億ドル、米ブリストルマイヤーズ・スクイブの「オプジーボ」は67億ドルと急成長を遂げた
◆製薬大手は先進国から新興国に事業地域を広げ、長期収載品が復活する不思議な現象も起こっている。ファイザーの高脂血症治療薬「リピトール」が5%増の20億ドル、高血圧治療薬「ノルバスク」が9%増の10億ドルと巻き返した
◆国内でもアステラスの免疫抑制剤「プログラフ」が健闘中だ。近年、長期収載品の譲渡が相次いでいるが、新興国で製品寿命の長期化に成功している事実を忘れてはいけない。
長期収載品、新興国で復活も
2019年03月20日 (水)
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