◆医薬品の情報提供活動を行う際に必要なMR認定資格が2021年度から22歳未満の学生でも取得できるようになる。学生は、在学中に認定資格を取得して就職活動に生かせるチャンスとなるだろう
◆企業もMR認定資格を持つ新卒を採用することで社員の資格取得費用を削減できるメリットがあるが、大学の勉強と並行してMR試験の対策を行うことは、学生に重荷となるはずである。テキスト代や受験料など経済的な負担もある
◆MRの新卒採用企業が減少傾向にある中、今後さらに就職活動は買い手市場となるだろう。在学中の認定資格取得を採用条件とする企業が出てくる可能性もある。試験を運営するMR認定センターは受験資格の門戸を広げたい考えだが、結果的にMR職の敷居を上げることになりかねないことを危惧する
◆これまで企業で負担していた認定資格取得のための費用が、MR志望の学生に移行するだけとなっては本末転倒である。将来のMRの卵を支援する意味でも、学生の負担を軽減する策を検討してほしい。
MR認定資格の在学中取得で
2020年02月26日 (水)
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