シンポジウムの概要
オーガナイザー
増田智先（国際医療福祉大病院薬）
伊東弘樹（大分大病院薬）
池田龍二（宮崎大病院薬）
城野博史（熊本大病院薬）
近年の目覚ましい科学技術の進歩に伴い、多様な臨床情報の取得が可能となり、治療標的分子の同定およびその機能を制御する分子標的薬が実臨床で大きな成果を生み出しつつある。
一方、実地診療の最前線においては、限られた臨床試験で集積されたエビデンスだけでは解決できない症例も多く存在し、臨床経験を兼ね備えた薬剤師自らが試行錯誤を繰り返しながら、新たなエビデンスを創出することも求められている。
本シンポジウムでは、臨床と基礎の双方にチャンネルを有し、最先端の技術基盤に基づいたエビデンス創出を目指す薬剤師の創薬・育薬研究について、臨床薬剤師ならではの着眼点、いち早く臨床に還元し得る環境を活かした研究活動の意義と重要性についてご紹介いただき、病院薬剤師が取り組む研究の現状、問題点、今後の展開について考えたい。
（城野博史）
