厚生労働省は8月31日、2020年度の調剤医療費(電算処理分)が前年度比2.6%減の7兆4987億円となったと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で処方箋枚数が9.2%減と大きく減少したものの、処方箋1枚当たりの調剤医療費が増加し、薬剤料は1.8%減。薬学管理料は2年連続の減少となった。昨年度末の後発品数量シェアは82.1%と前年度より1.7ポイント上昇した。
調剤医療費の内訳は、技術料が5.0%減の1兆8779億円、薬剤料が1.8%減の5兆6058億円となった。調剤基本料は2.3%減の5536億円、調剤料が6.3%減の8101億円、加算料が3.3%減の1409億円となった。処方箋枚数の減少に伴い、薬学管理料は6.6%減の3733億円と2年連続の減少となった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。