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◆7日22時41分、千葉県北西部を震源地とするM5.9の地震が発生した。震源地から離れた埼玉県川口市、宮代町と東京都足立区の3地点で震度5強となった
◆都内で震度5強を記録したのは10年前の「3.11」以来。交通インフラへの打撃は大きく、当日の帰宅困難者、翌日の通勤・通学困難者は多数に及んだほか、停電でエレベータに閉じ込められた人もいたようだ
◆ライフラインのインフラでは水道系の脆弱性が際立つ。10年前の経験からインフラ強化が図られていたはずなのに、またしても既知の状況を目の当たりにしてしまった。今回は医薬品サプライチェーンに影響はなかったが、いつ首都直下型大地震が発生するか分からない。その際は今回の事態を遙かに上回ると考えておくべきだ
◆6、7日に東京で開催されたIFPW総会では、医薬品卸の担う役割は重要であることが改めて認識された。コロナワクチンで注目されるようになったコールドチェーンも含め、医薬品供給網における万全の体制を整えておかなければならないだろう。