健康総合企業のタニタは12月10日、操作方法や設定時間、終了時間を音声で知らせる音声タイマー「TD-435」を発売する。音声機能に加え、触って識別できる操作ボタンなどを備えており、視覚に頼らず使用できるのが特徴で、視覚障害のある人や、加齢で電子音が聞き取りづらい人や、電子音が苦手な人などがストレスが少なく使える。
同製品の開発にあたっては、グループ会社が運営する視覚障害の有無に関わらず読みやすいニュースメディア「thousandsmiles(サウザンスマイルズ)」の読者や協力者など、視覚に障害がある当事者にヒアリングやサンプルを使用したモニターを依頼し、その声を反映して改善していった。
同製品は、電源が入るとボタン配置やタイマー設定方法などを説明する音声ガイドが自動で流れ、第三者によるサポートがなくてもスムーズに使用を開始することができる。タイマー使用中に「スタート/ストップ」以外のボタンを押すと残り時間を読み上げるため、時間の経過を意識しながら作業に取り組むことができる。また、設定した時間の前に任意で設定した時間を知らせる予告アラーム機能も搭載している。終了を知らせるアラームは、2種類の音声によるメッセージと3種類のメロディーから選べる。
使用頻度が高い「スタート/ストップ」ボタンは全てのボタンの中で一番大きくし、すぐに押せるよう中央に配置されている。「分」「秒」のボタンは他のボタンとは異なりくぼみのある形状にするなど、手で触るだけで各ボタンを識別しやすくなっている。さらに、表示部は反転液晶とバックライトを採用することで視認性が高まっているほか、LEDライトの点滅により終了時間を知らせる機能も備えている。
価格はオープン。タニタオンラインショップ(https://shop.tanita.co.jp/)ほか、ECサイトを中心に販売する。













