大幸薬品の柴田高社長は12日、オンラインで開いた中期経営計画説明会で、2028年までの3カ年計画について「中華圏での成長を加速させる」と強調した。中国で正露丸シリーズの認知度向上やチャネル拡張を行い、海外売上高を28年に37億円(25年予想比15.5億円増)まで引き上げる目標を打ち出した。全体では売上高85億円(22億円増)以上、営業利益と当期純利益それぞれ10億円(各7億円増)以上を目指す。
中計では、28年までに医薬品事業の売上高を80億円(22億円増)に、営業利益を23億円(7億円増)に伸ばす。中国や香港、台湾などでの海外事業を強化し、特に中国では「セイロガン糖衣A」の新製品上市、正露丸とセイロガン糖衣Aのブランド統一と同時配荷によるチャネル拡張、価格の適正化を検討する。国内では下痢止めから「胃腸薬」としての効能を広め、顧客基盤の拡大を図る。
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