ファイザーと武田薬品は、共同販売中の関節リウマチ(RA)治療薬「エンブレル」(一般名:エタネルセプト)の協力体制を強化する。今後、武田は、1MRが全製品を扱うジェネラルMR体制を維持しながらも、エンブレルの情報提供に比重を置いた「エンブレルMR」を配置し、エンブレルの拡販を目指す。また、従来の「タケダ・エンブレル」「ファイザー・エンブレル」の二つの製品パッケージを統一することで、ブランド力と製品識別性の向上を図る。
両社は2月に、RA領域での提携強化に関する契約を締結。当初、2020年までとしていたエンブレルの共同販促期間を延長すると共に、ファイザーが開発中のJAK阻害剤「トファシチニブ」についても、国内共同販促を行うことが決まっている。