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円安が国内学会にも影響

2024年03月01日 (金)

◆円安が急速に進行している。2%の物価目標とそれを上回る賃上げに注目が集まっているが、全ての国民に賃上げの恩恵が行き渡るわけではなく、物価上昇と円の価値毀損が国民生活に与える影響は小さくない
◆直近の為替レートは1ドル150円前後が定着した。ドル換算で2年前と比べて約3割も円が安くなっており、かつて物価が安いと日本人が旅した東南アジアからのインバウンドで賑わっている現実が、日本の地盤低下を一層実感させる
◆この状況が学会や学術誌への投稿費用にも影響していると聞いた。薬学などの研究者が所属する学会の国際的な学術会議への参加費は数万円から10万円程度とされ、有名学術誌への投稿料も円安を反映して、上昇の一途を辿っているという
◆相対的に日本の学会参加費が安くなり、学術レベルの高い国内学会に海外参加者が増えるという皮肉な現象も起きているようだ。どう捉えるか微妙なところではあるが、国際化が進むことによって学会が活性化するという意味では喜ばしいことなのだろう。



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