
公益財団法人医療機器センターは、7月30日、東京・丸の内のパレスホテル東京で創立40周年記念式典と祝賀会を開催した。
式典前半ではまずセンターの菊地理事長があいさつに立ち、これまでの事業実績を紹介したうえで、「次年度から始まる第3期中期経営計画では、これらに満足することなく、次の三つの重点分野を定めて、新たなステージへと踏み出してまいります」と述べた。三つの重点分野とは認証業務と就活、広報活動に関わるもので、具体的には、(1)認証審査のスピードとコストを最適化させ、安心して迅速に製品を市場投入できる環境を整備する、(2)医機なびのさらなる強化で、企業と学生のより良い出会いを強く後押し、企業の採用計画100%達成を支援する、(3)業界一丸となって新たな広報戦略を展開することにより、医療機器の業界と製品イメージをさらに押し上げ、全ての子供たちが憧れるような業界へと刷新する――としている。

このあと来賓あいさつに移り、衆議院議員の上川陽子氏、公益社団法人日本生体医工学会副理事長の芦原貴司氏、一般社団法人日本医療機器学会副理事長の根本裕司氏がそれぞれあいさつした。
式典後半は、医療機器センターが当日公表した、医療技術の未来図を示した報告書「医療技術フォーサイト2050(ニーゼロゴーゼロ)」の執筆陣7名による講演会とパネルトークが行われた。
祝賀会は、医療者、企業・団体、行政などの関係者500人余りが参加して開催された。菊地理事長の開会あいさつに続いて中野専務理事が登壇し、「おいしい料理を予算オーバーで用意しているので積極的な飲食、そして参加者同士積極的なネットワーキングをしていただきたい」などと冗談をまじえながらあいさつした。
このあと来賓として、厚生労働大臣の福岡資麿氏、経済産業大臣政務官の加藤明良氏、公益社団法人日本医師会会長の松本吉郎氏が祝辞を述べた。
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