
富永常務理事
日本薬剤師会は、厚生労働省が公表した2024年度の医薬品販売制度実態把握調査(覆面調査)結果を踏まえ、医薬品販売制度対応に関する自己点検を実施する。覆面調査では乱用の恐れのある医薬品を複数購入しようとした時の対応では「質問等されずに購入できた」のは独立店が36.8%、チェーン店で11.3%と前年度に続きチェーン店を下回る結果になったため、新たに点検内容を追加。自己点検以外にもOTC医薬品の販売方法を身につけてもらうための研修を各都道府県で実施し、適切な販売対応に向けた意識を高めたい考えだ。
今年度の自己点検では、新たな点検項目として「購入者が情報提供および指導の内容を理解したこと、他に質問がないことを購入者にはっきり伝わるように確認している」との内容が薬局で実践されているかチェックしてもらう。
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