日本医薬品卸業連合会が2012年4月版「卸経営に関するアンケート」の速報結果を発表した。それによると、売上総利益率が前回を下回ったものの、人件費圧縮を主な要因として販売費・一般管理費率が低下し、営業利益率は0・18ポイント上昇して0・31%となった。ただ、山下治孝経営管理委員長は9日の会見で08年の1・12%と比較し、「回復したとは言っても、まだまだその水準からはほど遠い」とした。
数値は回答65社の直近決算の集計。事業所数は1564カ所、従業員数は5万2974人で、年間総売上高は8兆9769億4600万円だった。このうち医薬品売上が8兆3365億1400万円、医家向けに限ると8兆0082億4000万円となっている。
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