◆製薬各社の営業戦略の中に、「地域包括ケア」という単語が頻繁に登場するようになったが、言葉だけが独り歩きしているのが現状のようだ。MRの業務と、在宅医療や介護も含めた多職種連携で成り立つ地域包括ケアとの関係性が鮮明になっていないからだ
◆製薬企業が地域包括ケアを意識し出した背景には、全国に支店を多く持つ大手を筆頭に本社から各支店への画一的な指示で同じ内容のMR業務をしていては、罹患状況や人口動態などが異なる地域ごとの医療ニーズへの対応が難しいとの判断がある
◆いざ地域に目を向けると、医療費抑制や高齢社会を背景に、それぞれの地域が特性に応じた地域包括ケアの枠組みを構築しようとしている。MRが地域の医療ニーズを把握するには、これらの枠組みは無視できないはずだ
◆健康サポートを担うに当たり、多職種連携に悩んでいる薬剤師は、MRが持つ地域医療情報を活用できないだろうか。地域包括ケアそのものが発展途上だからこそ、MRと医療従事者は同じベクトルを向いていてほしい。
薬剤師とMRの連携も
2017年03月27日 (月)
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