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【日本薬学会第141年会】カロテノイド研究に対する薬学からのアプローチ

2021年03月19日 (金)

シンポジウムの概要

オーガナイザー
 石本憲司(阪大院薬)
 藤田隆司(立命館大薬)

 カロテノイドは、植物や動物等に存在する天然色素である。これまでに700種類以上同定されており、水に溶けにくく油脂に溶ける性質を有する。産業界において、主に着色用の食品添加物として利用されてきたが、抗酸化作用やビタミンAの前駆体としての役割を有することから、健康食品やサプリメントなど、様々な領域において開発研究が行われてきた。

 その結果、ヒトの健康に有益となる多くの新たな生理作用を有していることが明らかになってきた。具体的にはカロテノイドによる癌や運動器疾患に対する予防効果、カロテノイド代謝物による代謝性疾患やアトピー性皮膚炎の改善効果などが報告され、古くて新しい機能性素材として様々な方面から注目されている。

 本シンポジウムでは、これらカロテノイドの新たな生理作用やその生理作用を十分に発揮させるために消化管吸収性を向上させる製剤技術など、カロテノイドの新たな利用に関するトピックについて講演していただき、今後のカロテノイド研究に対する薬学領域の役割について議論する。

 (石本憲司



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