◆ある開業医一家の夕食時の会話。父親がいつも来る患者が来なくなったことを話題にすると、母親が「身体の具合でも悪くなったんじゃないの」と応えた。この話は、比較的元気な人にしか通院はできないことを伝えている
◆高齢社会に伴い、在宅医療のニーズは高まってくる。ある在宅療養支援診療所で、看護師が行った訪問看護業務の内容を調べたところ、ある月に行った450回の訪問のうち、服薬相談、残薬整理、誤薬チェックなど、薬に関連した業務は150回にも上ったという
◆診療所の医師によると、「薬剤師がなかなか地域に出てこないので、看護師がやむなくやっている」とのこと。さらに、「果たして、これは健全なことなのか」ともいっている
◆今月3日に、全国薬剤師・在宅療養支援連絡会が発足した。在宅医療では、他職種連携がキーワードになっているため、他職種からは、医師、歯科医師、看護師に薬剤師を加えた「四輪駆動」での在宅療養支援に期待を寄せる声も上がった。来年は診療報酬と介護報酬の同時改定も控えるだけに、薬剤師には実効性ある取り組みが求められる。
在宅療養支援は「四輪駆動」で
2010年11月15日 (月)
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