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【医療2.0《医療とWEB2.0》】第8回 ミッション「3000万円を元手にメディカル分野で1000億企業を立上げよ!」 4

2007年12月3日 (月)

 前回ミッション第7回 ミッション「3000万円を元手にメディカル分野で1000億企業を立上げよ!」 3の続きです。

ミドル・ロングテール商品の効率的なマーケティング手法とは

 ところで、患者数が5万人だった場合、どうやって薬を普及させれば良いのか。大手製薬企業であれば独自の販路(MR網)を整備していますから、医師に情報提供することは出来るでしょう。しかし、全国に5万人の患者しかいなければ、薬を取り扱ったとしても1人の医師あたり数人の患者しか診ることが出来ません。そのために薬の正しい利用法や疾患に関する勉強をするのは非常に効率が悪い。MRを走らせる方法はダメです。

 ではどうすれば効率的か。それはマス・マーケティングでもないでしょう。5万人に訴求するためにマスに向けて広告を打つのは費用対効果が悪すぎる。

 有効なのはWEBを活用したターゲティング広告です。患者自らが、その薬を取り扱っている医師・病院を探せるような情報提供を行う。あるいはWEBを活用し、動画配信×Q&Aサイトを構築して特定の疾患に関してはWEBで処方箋を出せるような仕組みを整える。規制があるためWEBで処方箋を出すということは出来ませんが、医師の情報不足・時間不足をサポートするにはWEBを活用するのが一番だと思います。

 DTC広告分野においてマーケティング戦略の構築と実行に特化したWEBを最大限に活用するレイヤーマスター型企業、正確に表現するとこうなるでしょうか。

 ただ、1.0的にやるか2.0的にやるかによっても、この企業の性質は違ってきます。1.0的にこれをやると、ありとあらゆる疾患に関する情報収集が行えるポータルサイトを作ろうということになったり、疾患別の特化型サイトを複数運営しようとなりますし、当面は検索経済が続くでしょうから、これとリスティング広告を併せて売ろうとなるでしょう。

 あるいは広告代理店的に、そういった広告販売&マーケティング戦略立案のコンサルティングも含めてやりましょうということになるかもしれない。

 2.0的にはRSSを活用したり、キーワード連動型のブログパーツを提供したり、患者会にCGM的なサイトの開設パッケージを無償提供して患者コミュニティを作り、そこに投入されるDTC広告費を折半してWin-Winな関係を作ったり。

 2.0の方が効率的で爆発的に普及しますから、出来れば2.0的な企業が出てきて欲しいと思いますが、とにかく患者さんにとってメリットがあるならどんな形でも良いというのが私の考え。

 長くなりましたが、この分野でチャレンジを行いたい方がもしいらっしゃいましたら、お声がけ頂ければ、資金調達も含め出来る範囲でお手伝いしますし、事業コンセプトをブラッシュアップしたいからディスカッションに付き合って欲しい等の相談はいつでも承ります。また我々もチャレンジしますので、志高き人がいれば、共にチャレンジしたいなと思っています。

 私は、企業経営者であるために利益を出さねばならない身ではあるのですが、必ずしも自分達でなくても良いので、誰か、社会のために素晴らしい仕組みを作って欲しいという強い思いを持っています。ミドル・ロングテール部分の製薬普及にとって、マーケティングプロセスが高コスト構造・ボトルネックとならないように。


ホスピタリティアライアンス代表取締役
TOCコンサルタント    宮川 耕

医療2.0《医療とWEB2.0》

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