2008年8月22日 (金)
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 20日に、調剤薬局が処方箋なしの客に中用量ピルを販売したとして、薬事法違反で業務停止処分が出た。販売価格は1シート500円であったという。中絶にも使用することが出来るこの医薬品は、一回の緊急避妊には十分な量である。モーニングアフターピルとも言われ、最近では、中高生でも耳にする言葉であろう。

 「インターネット販売でも頻繁に個人輸入される中用量ピルが国内で購入できる・・・。」そんな相談があり、今回の行政処分に至った。

 紙面では上記以外の内容は書かれていない・・・。そこで、今回は、事件の裏側に注目してみよう。

 「ピル」と言えば、未承認薬の輸入で候補の一つに挙げられ、目的は何にせよ、流通に関して行政が以前から監視をしている。しかし、今回の事件に関して、「客からの健康被害の訴えは出されていない」と報道されているが、それは何故か?

 予測にしか過ぎないが、今回の薬局はもしかしたら、望まない妊娠に対して、駆け込み寺としての一面があったのかもしれない。通常、ピルは処方箋が無ければ買えない。おそらく客も承知の上での購入であろう。病院にも行けない、誰にも相談出来ない、個人輸入の手続きもわからない・・・。そんな人にとって、街なかでピルが購入できる・・・。

 薬事法違反は決して許されないし、今回の事件に対して助け船を出すつもりもない。しかしながら、今まで駆け込み寺に向かっていた客が個人輸入や密売の流通に流れることも当然予測される。

 前回の冒頭に書いたコメントと同じであるが、最近、薬事法違反が多い・・・。しかしながら、薬事における、特に流通に関する違反は一部納得出来る側面もあるのかもしれない。

 現在、行政は来年運用が開始される登録販売者制度の整備に東奔西走していることであろう。また、薬のインターネット販売に対しての規制動向についても、来年の法改正に向けて検討が進められているという。

 今までは、「新たな規制」により「新たな駆け込み寺」が出来てきた・・・。今後は、「新たな駆け込み寺」を作らせる様な「新たな規制」を行政に作って欲しくはない。現に、最後の砦であるインターネット上で、「新たな駆け込み寺」が出来はじめている・・・。


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