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坂本美佐のボストン便り No.28「ナンタケット」

2006年6月11日 (日)

 この原稿を書いている頃は日本へ一時帰国しているはずでしたが、ビザ書類が遅延してボストンで書いております。ビザ延長手続きは昨年11月から始め、5月から6月にかけて3週間程の休暇も半年前から取っておいたのですが、書類が届かずにお手上げです。

 一時帰国はこの秋に順延することにして、1週間だけ休暇を取ることにしました。昨夏から休暇らしい休みをとっていなかったせいか、精神的にも疲れを感じ始めていた頃でした。「そうだ、ナンタケット島へ行こう!」と前回はハリケーンに見舞われてしまい、堪能できなかったナンタケット島へ行くことにしました。

ナンタケット港はナンタケットタウンに隣接しており、船から降りればタイムスリップしたかのような印象で、石畳と奇麗な街並が迎えてくれます。

ナンタケット港はナンタケットタウンに隣接しており、船から降りればタイムスリップしたかのような印象で、石畳と奇麗な街並が迎えてくれます。

 5月に入ってからは連日の雨続きで、1~4月にかけての全降水量よりも5月に入ってからの降水量の方が多いほどでしたが、幸運にも出発日から晴天に恵まれました。前回と同じくWhite Elephant Hotelに宿泊しましたが、アメリカとカナダの2006年度ベストホテルランキングの87位にランクされただけあって、今回も快適そのものでした。ナンタケットは小さな島ですが、他にもThe Wauwinetが30位にランクされるなど、優雅な島であることを改めて実感しました。

 ナンタケット島の魅力は保護された自然と奇麗な海、そして歴史保存地区に指定されている古い街並です。まるで灰色に統一されたかのように見える家々の壁は、建築当初はベージュ色の杉板ですが、それが年月を経るに従い灰色になり、白い窓枠がそれを引き立てます。

 おだやかな港とそこに浮かぶヨット、小さな灯台、さわやかな海風を感じながら、海に面したホテル中庭のチェアに座っているだけで、おだやかな気持ちになります。それに加えてナンタケットには美味しいレストランが沢山あります。

 レストランガイド本としてはフランスのミシュランが有名ですが、アメリカではザガットと言う読者投票が反映されている本があります。ボストン地域では時々「あれっ?」と思う評価もあるのですが、旅行先ではどうしても頼ってしまいます。30点満点中で25点以上を獲得しているお店の割合がナンタケット島には多く、思わず目移りしてしまいます。

 前回はディナーを食べたThe Wauwinetホテル内のレストランTopper’sで、今回はランチを予約して景色も楽しむことにしました。最近シェフが代ったというので、ちょっとドキッとしましたが景色同様に“美味しゅうございました”でした。特に、Lobster cobb saladは、アボガドとロブスターの相性がとても良く、美味しかったです。

 その他にも連日、ザガットでポイントの高いお店を昼間に探し、メニューを確認して予約を入れ、カロリーと値段は気にしないように心がけ、食事を楽しみました。朝はホテルの近くのビーチや灯台までの散歩を楽しみ、昼はウインドーショッピングや遠くのビーチまでサイクリング。疲れたら、ホテルの中庭や部屋のテラスで過ごしたりと、初夏というには早い時期で人が少なかったせいかも知れませんが、ゆったりとした時を過ごせました。

 残念だったのは、今回こそナンタケットバスケットを購入しよう!と思っていたにもかかわらず、値段を見て悩みに悩んだ末、またしても購入しなかったことです。そんな私は、まだまだ優雅さにはほど遠いようです。


 Medical Academy NEWSで好評連載中「坂本美佐のボストン便り」は、マサチューセッツ総合病院の臨床検査技師である坂本美佐さんからの「お便り」です。病院での仕事はもちろん、“フェンウェイ球場で起こるイチローへの大ブーイング”など、硬軟おりまぜた幅広い話題で楽しめますのでご覧ください。

坂本美佐氏 1988年藤田保健衛生大学卒。藤田保健衛生大学病院、愛知県赤十字血液センターなどで輸血検査に携わり、現マサチューセッツ総合病院輸血部。

連載 坂本美佐のボストン便り




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