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坂本美佐のボストン便り No.36「不思議の国の……」

2007年3月6日 (火)

アメリカに降り立ちボストンまでの飛行機を待っている間に口にしたハンバーガー。日本の食事は美味しかったですが、ハンバーガーはやはりアメリカに軍配。でも、毎日この大きさをペロリと食べてしまうと……

アメリカに降り立ちボストンまでの飛行機を待っている間に口にしたハンバーガー。日本の食事は美味しかったですが、ハンバーガーはやはりアメリカに軍配。でも、毎日この大きさをペロリと食べてしまうと……

 1月21日号の原稿でも書かせていただきましたが、1月中旬から3週間程一時帰国をしておりました。日本滞在中に2月用の原稿を書くことも考えましたが、「ボストン便りを日本からというのも変だな」と思い、休ませていただきました。今回はボストンに戻って改めて感じた日本滞在時のことを書かせていただきます。

 自宅を出てから約24時間かけて3年ぶりに日本の地に立ちました。ホテルまでの移動途中で目にした日本の印象は、本当にみんな細い!職場ではスリムと言う意味の「skinny」とか「bony」と言われて、すっかりその気になっていた私は「私なんか全然やせていない」と恥ずかしくなってしまいました。

 そして、女性は皆が綺麗に化粧をしていて、男性も女性もきちんとした格好(ちゃんとしたレストランでも断られない格好)をしていることに驚きました。電車に乗っても女性も男性もジーンズにスニーカー、ほとんどの女性がすっぴんのボストンとは大違いです。それに電車の中もきれいで、あー日本に帰って来たと思いました。

 ホテルやレストラン等サービス業にかかわる皆さんの丁寧さにも感心しました。アメリカ人からするとフレンドリーでないと思われるかも知れませんが、応対はとても丁寧で上品なのに、ホテルでもレストランでもチップは必要ないので、なんだか得した気分でした。

 チップ制度は面倒な上、どんなに腹の立つ対応をされてもゼロというわけにはいかず、すごく後味が悪い時もあるので、チップ制度がないのに応対のよい日本は大好きです。日本に3年間在住したアメリカ人がアメリカへの帰国後、一番驚いたことは、「レジや窓口の人の応対の悪さ」だったと言っていたことを思い出しました。

 滞在中はいくつかのホテルを利用しましたが、驚いたことはベルガールスタッフの多いことでした。運ぶ際にカートを使うとは言え、女性に荷物を運んでもらうのは少し悪い気がしたのですが、部屋に入る際に女性客からするとベルガールは安心でした。逆に夫は気を使うと言っていましたが……。

 多くの事で感心する一方で、喫煙をしている人の多さに驚きました。ボストンでは完全禁煙のレストランも多く、公共の場でたばこを吸っている人をあまり見かけず、タバコの吸い殻も日本ほど落ちていません。ところが、日本では至る所でたばこを吸っている人を多く見かけ、レストランでも禁煙と喫煙を壁で仕切っているわけではないので、禁煙スペースにも匂いや煙がきて、たばこを吸わない人には不親切な国だなぁと思いました。食事が美味しくサービスも良かったので、そのギャップは大きかったです。ホテルでも禁煙室の数が少ないとか、禁煙室の宿泊費が割高のホテルもあり不思議な感じでした。

 夜の街のネオンの多さと眩しいくらいの明るさに、「エネルギーの無駄使い?」と少しケチをつけたくなりましたが、そんなことはすぐ忘れ、友人たちとの時間を楽しんでしまいました。夜の街を照らすネオンの明るさが、時間も忘れさせ「楽しい時間」を演出しているから、「日本人のストレス解消には必要かな?」と思い直した私はやっぱり酒好きな土佐人です。


坂本美佐氏 1988年藤田保健衛生大学卒。藤田保健衛生大学病院、愛知県赤十字血液センターなどで輸血検査に携わり、現マサチューセッツ総合病院輸血部。

連載 坂本美佐のボストン便り




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