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坂本美佐のボストン便り No.40「やっぱり黄色」

2007年8月6日 (月)

North endにある、Old North Churchは1723年に建てられたボストン最古の教会です。独立戦争時には塔の尖塔にランタンを灯し、イギリス軍の襲撃を独立軍に知らせ、英雄的な役割も果たしました。

North endにある、Old North Churchは1723年に建てられたボストン最古の教会です。独立戦争時には塔の尖塔にランタンを灯し、イギリス軍の襲撃を独立軍に知らせ、英雄的な役割も果たしました。

 数ヵ月前に具合が悪くなりはじめ、顔色が悪かったころ、「Misa、顔が黄色いけど大丈夫?」と上司から言われて、「黄色いって黄疸があるのかしら?」と焦って、トイレの鏡で確かめましたが、顔色が悪いだけで黄疸はなくて安心しました。

 しかし翌日、今度は同僚が「Misa、調子悪いでしょ、顔が黄色いよ」と言うのです。そして気がつきました、そうだ、私は黄色人種なんだ……と。日本にいたころはどちらかというと白めの私も、白人の中に混じるとやっぱり黄色で、顔の血色が悪いと黄色が目立つようです。

 「患者となって」の続きになりますが、専門科の主治医が決まり、診察を受けました。主治医は全ての検査結果から、幾つかの治療方法を挙げ、それぞれのマイナス点も挙げながら説明してくれました。そして私の場合には、開腹手術が必要になると考えていることを最後にうかがい、主治医の考えに賛成し、手術を行うことにしました。

 手術日は主治医のアシスタントが連絡するとのことで、主治医からは「次に私と会うのは手術の1週間前で、それまでに必要な検査をしておきましょう」と言われました。各種検査の説明や予約は、看護師とするようにとのことで、主治医専属の看護師の部屋に通され、検査方法の説明やそれまでに行っておくことなど、詳しい説明をしていただきました。

 その数日後、職場にアシスタントから電話があり、手術日と開始時間、手術当日の来院時間(なんと朝6時です)を言われ、同時に手術前の主治医との診察日の予約、手術後3週間後の診察日の予約を行いました。さらに数日後、手術日と診察日の予定が書かれた書類とともに、Preoperative Telephone Interviewについての説明書が届き、アシスタントの肩書きは外科コーディネータとなっていました。検査の詳しい説明や予約は看護師が行い、手術日の予定、診察日の予定は外科コーデイネータが行うので、医師が診察と診療に専念することを実体験しました。

 Preoperative Telephone Interviewはこの原稿執筆時点ではまだ受けていませんが、説明書によると、手術日1週間前までに看護師との電話インタビューを終了する必要があり、服用している薬、アレルギー、過去の手術歴、既往歴等の質問に答え、20分から30分ぐらいかかるそうです。電話インタビューは都合の良い日時を指定可能とも書かれていたので、のんきに構えていました。

 ところが職場に「連絡がなかったけど、忘れてたの?今、時間ある?」と電話があり、忙しかったので別の日に改めてインタビューをお願いしました。期限ギリギリまで放ったらかしにするというこちらの文化に合わせ、手術日までまだ日があると気楽に構えてたのですが、時と場合によるのでしょうか「重要なことだから、絶対に忘れないでね」と強い口調で言われました。

 入院は手術日当日(7月17日)から2日間で、その後は自宅療養とのことです。手術3週間後の診察日まで何もなければいいな……と少し不安ですが、次回の原稿執筆時は順調に進めば自宅療養中だと思いますので、患者として経験した手術について報告させていただきます。


坂本美佐氏 1988年藤田保健衛生大学衛生学部卒。藤田保健衛生大学病院、愛知県赤十字血液センターなどで輸血検査に携わり、現マサチューセッツ総合病院輸血部・臨床検査技師。

連載 坂本美佐のボストン便り




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